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さくらのVPSとConoHaを比較してみました

      2018/04/19

私がここ数年使ってきた「さくらののVPS」と「Conoha」を比較してみましたので、これからVPSを借りる際の参考になれば幸いです。

さくらのVPSとConoHaの料金比較

まず、個人でVPSを借りる際に一番最初に気になるであろう、使用料金について比較していきます。(比較対象のプランについては、契約を考慮する際に多く上がりそうなメモリ量が1GB~8GBのプランにしています。)

さくらのVPS使用料金

「ConoHa VPS」と比較して「料金」や「サーバスペック」についての大きな違いを下記にまとめてみました。

さくらのVPSの特徴

  • 初期費用が必要
  • ストレージはSSDとHDDから選択可能
  • メモリが大きいプランを選択するとストレージの容量も増える

プラン別料金一覧

メモリ 512MB 1GB 2GB 4GB
ストレージ(GB)
SDDかHDDを選択
SSD:20
HDD:-
SSD:30
HDD:100
SSD:50
HDD:200
SSD:100
HDD:400
CPU(仮想) 1コア 2コア 3コア 4コア
初期費用 1,080円 1,620円 2,160円 4,320円
月額料金 685円 972円 1,706円 3,888円
メモリ 8GB 16GB 32GB
ストレージ(GB)
SDDかHDDを選択
SSD:200
HDD:800
SSD:400
HDD:1,600
SSD:800
HDD:3,200
CPU(仮想) 6コア 8コア 10コア
初期費用 8,640円 17,280円 34,560円
月額料金 7,776円 15,552円 30,240円

支払い方法

  • クレジット
  • 口座振替
  • 請求書払
  • 銀行振り込み

ConoHa VPS 使用料金(東京リージョン)

「さくらのVPS」と比較して、「料金」や「サーバスペック」についての大きな違いは下記の点となります。

ConoHaの特徴

  • 初期費用は必要なし
  • ストレージはSSDのみ
  • メモリが多いプランを選択してもストレージの容量は変わらない

プラン別料金一覧

メモリ 512MB 1GB 2GB 4GB
ストレージ(GB)
SDDのみ
SSD:20 SSD:50 SSD:50 SSD:50
CPU(仮想) 1コア 2コア 3コア 4コア
初期費用 なし なし なし なし
月額料金 630円 900円 1,750円 3,420円
メモリ 8GB 16GB 32GB 64GB
ストレージ(GB)
SDDのみ
SSD:50 SSD:50 SSD:50 SSD:50
CPU(仮想) 6コア 8コア 12コア 24コア
初期費用 なし なし なし なし
月額料金 6,670円 13,010円 25,370円 49,480円

支払い方法

Conohaの料金支払い方法は大きく分けて2通りあります。

  • 「クレジットカード」での後払い方式
  • 「ConoHaチャージ」へ事前に料金をチャージする前払い方式

クレジットカードによる後払い方式はよくある支払い方式ですが、「ConoHaチャージ」は事前に入金(チャージ)した分だけVPSのサービスを利用することができるという前払い方式になります。

ConoHaチャージへの入金方法は下記のように色々な方法があるので、クレジットカードを持てない学生さんとかには使いやすいと思います。

ConoHaチャージの支払い方法

下記方法から選択してチャージすることが出来ます。

  • クレジットでチャージ
  • Amazon Payでチャージ
  • コンビニ払いでチャージ
  • 銀行決済(ペイジー)でチャージ
  • PayPalでチャージ
  • Alipayでチャージ

コントロールパネルの使い勝手

「さくらのVPS」「ConoHa」ともにVPSを操作するためのコントロールパネルは、Webブラウザからアクセスして、GUIによりサーバを制御することができ、電源ON/OFF等の操作も簡単に行うことができます。

さくらのVPSコントロールパネル

電源ボタンなども分かりやすく、一般的なサーバの操作を行う分には特に迷うこともないでしょう。

sakura_con_00

コンソール接続

ファイアウォールやSSHでの設定をミスってリモートで接続できなくなった場合も、ブラウザベースのコンソールが用意されているためそこからサーバの操作を行うことが出来ます。

下の画像は「HTML5版」のコンソールですが、ほかに「Java Applet版」のコンソールや「シリアルコンソール」でサーバに接続することもできます。

sakura_con_01

ConoHaのコントロールパネル

ConoHaのコントロールパネルも直感的に見ただけで操作できるようになっていますので、操作は迷うことなく行えると思います。

conoha_con_00

コンソール接続

コンソール画面も「さくらのVPS」のコンソールと似たような感じですが、ConoHaのコンソールこの1種類だけとなりシリアルコンソールは提供されていませんが、通常の使用では特に問題ないと思います。

conoha_con_01

対応OS

さくらのVPS対応OS

「さくらのVPS」には簡単にOSがインストールできるようなイメージが「標準OS」として用意されています。

他のディストリビューションや、通常の手順でOSをインストールするためのイメージは「カスタムOS」として用意されています。

さくらのVPS 提供OSイメージ

標準OS

標準OSとして提供されているOSイメージは「CentOS 6」のみとなります。

  • CentOS 6
カスタムOS一覧

標準OS以外のディストリビューションをインストールする場合や、CentOS 6を自分の好きなようにインストールしたい場合は、「カスタムOS」という形で提供されているイメージを使用して、OSのインストールを行う必要があり、その場合は通常の手順でOSをインストールを行う必要があります。

  • CentOS 5 (x86_64、i386)
  • CentOS 6 (x86_64、i386)
  • CentOS 7 (x86_64)
  • Scientific Linux 6 (x86_64、i386)
  • Scientific Linux 7(x86_64)
  • Ubuntu 12.04 (amd64)
  • Ubuntu 14.04 (amd64)
  • Ubuntu 16.04 (amd64)
  • FreeBSD 9.3 (amd64、i386)
  • FreeBSD10.3 (amd64)
  • Debian 7 (amd64)
  • Debian 8 (amd64)
  • Fedora 24(x86_64)

私はCentOS 7を使いたかったので、カスタムOSを使用してインストールを行いましたが、作業は通常のOSインストールと変わりがないので、OSインストールを行ったことがある方であれば特に難しいことは無いでしょう。

ConoHa対応OS

「ConoHa」では「OSテンプレ―ト」というものが用意されていて、それを使用することで簡単にOSをインストールすることができます。

また、通常の手順でOSをインストールしたい場合は.isoイメージをマウントして、そこからOSのインストールを行うことも可能となっています。

そのほかに、「ConoHa」にはアプリケーションテンプレートというものも用意されています。

これは、あらかじめアプリケーションがインストールされているOSのイメージであり、これを使用することでアプリケーションがインストールされた状態のOSが出来上がり、直ぐにアプリケーションを使用したい場合時などは利用しても良いのではないでしょうか。

ConoHa 提供OSイメージ

「ConoHa」は「さくらのVPS」と比較すると、非常に多くのテンプレートが用意されています。

OSテンプレート一覧
  • CentOS 7.2 (64bit)
  • CentOS 7.1 (64bit)
  • CentOS 6.7 (64bit)
  • CentOS 6.7 (32bit)
  • CentOS 6.6 (64bit)
  • CentOS 6.6 (32bit)
  • Ubuntu 16.04 (64bit)
  • Ubuntu 16.04 (32bit)
  • Ubuntu 14.04 (64bit)
  • Ubuntu 14.04 (32bit)
  • Ubuntu 12.04 (64bit)
  • Ubuntu 12.04 (32bit)
  • Debian 8 (64bit)
  • Debian 8 (32bit)
  • Debian 7 (64bit)
  • Debian 7 (32bit)
  • FreeBSD 10.1 (64bit)
  • FreeBSD 10.1 ZFS (64bit)
  • Fedora 24 (64bit)
  • openSUSE 42.1 (64bit)
  • Scientific Linux 7.2 (64bit)
  • Arch Linux 20160224 (64bit)
  • NetBSD 7.0 (64bit)
  • openBSD 5.8 (64bit)

私は、OSテンプレートのCentOS 7.2を使ってVPSのセットアップをしましたが、1~2分でOSを使用できる状態になりその速さにびっくりしました。

アプリケーションテンプレート一覧

「ConoHa」では、OSのテンプレート以外にも、アプリケーションテンプレートというものも用意されていて、OSは決まっていますが、それを使用することですぐにアプリケーションが使用できる状態でサーバを作成することもできます。

  • LAMP(PHP) latest-64bit [centos-7.2]
  • Ruby on Rails 4.2-64bit [centos-7.2]
  • WordPress(KUSANAGI) latest-64bit [centos-7]
  • Redmine 3.2-64bit [centos-7.2]
  • Jenkins 1.6-64bit [centos-7.2]
  • GitLab 8.6-64bit [centos-7]
  • Drupal 8.1-64bit [centos-7.2]
  • Drupal 7.50-64bit [centos-7.2]
  • ownCloud 9.0-64bit [centos-7.2]
  • Hinemos 5.0-64bit [centos-7.2]
  • Hadoop master node-2.6-64bit [centos-6.6]
  • Hadoop slave node-2.6-64bit [centos-6.6]
  • MEAN Stack latest-64bit [centos-7.2]
  • Docker 1.11-64bit [ubuntu-14.04]
  • concrete5 5.7-64bit [centos-7.2]
  • MongoDB 3.2-64bit [centos-7]
  • Redis 3.0-64bit [centos-7.2]
  • Django 1.9-64bit [centos-7.2]
  • baserCMS 3.0-64bit [centos-7.2]
  • Trac 1.0-64bit [centos-6.7]
  • Piwik 2.16-64bit [centos-7.2]
  • Drone 0.3-64bit [ubuntu-14.04]
  • Hubot 2.18-64bit [centos-7.2]
  • Codiad 2.7-64bit [centos-7.2]
  • Zabbix 2.4-64bit [centos-7.2]
  • Joomla 3.4-64bit [centos-7]
  • Mosquitto 1.4-64bit [centos-7.2]
  • Hatohol 16.01 [centos-7.2]

アプリケーションテンプレートに、お目当てのアプリケーションがあるのであれば、ぱっと使いたい場合にすぐに環境が用意できちゃいます。

バックアップ

サーバを運用していくにあたり、あったら嬉しい機能である「バックアップ」について比較してみます。

さくらのVPS

残念なことに、標準・オプション共に提供されていません。

データは個人でバックアップを行う必要があり、ほかにもサーバの構築手順なども残しておいたほうが良いでしょう。

「さくらのVPS」でバックアップの機能はありますか

いいえ、「さくらのVPS」は、標準・オプション共に、バックアップの機能はございません。
同一ゾーンであれば複数台構成でのご利用が可能でございますため、他のサーバとデータを同期する、
重要なデータはローカル環境に保存するなど、ご対応ください。

※サポートでは上記のようにアナウンスされています。

ConoHa

「ConoHa」では、イメージ保存(各リージョン毎に50GBまでは無料)という形でバックアップが提供されています。

また、有料のオプションとはなりますが、イメージ保存での自動バックアップも提供されています。

イメージ保存について

無料のイメージ保存を行う場合は、一旦サーバを停止させる必要はありますが、サーバのディスクイメージを丸ごと保存することができ、サーバデータを間違って消してしまったりした場合、取得しておいたイメージを使ってデータを復旧させることができます。

ただし、ファイル単位などの個別データのリストアは行えず、あくまでも保存したディスクイメージを使用して、サーバを丸ごとリストアするという方式なので、そこについては注意してください。

データを個別でリストアしたいといった場合は、「さくらのVPS」と同じように個人でデータを別VPSやローカルPCなどにバックアップしておく必要があります。

イメージ保存取得方法

イメージ保存はとても簡単に取得することが出来ます。

サーバを一旦停止させてから、「イメージ保存」を選択します。

conoha-bk00

確認画面が表示されるので、イメージを取得する「保存元」とネームタグ(イメージの説明)を設定して「はい」をクリックします。

conoha-bk01

このように、簡単にディスクイメージを取得することが出来ました。

conoha-bk03

このイメージ保存で取得したデータは、バックアップ以外にも同じ機能を持ったサーバを複数作成したい場合に、取得したイメージを使用することで簡単にサーバを複製することも可能となっています。

さくらのVPSとConoHaどちらがおすすめなのか

両方のVPSを使ってみた感想ですが、個人で使う分にはどちらのサーバでも対して変わりがない気がします。

では、どちらのVPSを選べば良いのでしょう?

そこで、私の独断でおすすめするVPSを発表します。

はじめやすでは「ConoHa」

【1.3円/時間】GMOインターネットのSSD「ConoHa VPS」

「個人的にちょっとVPSを使ってみたい」「検証環境が欲しい」といった用途には、ConoHaのVPSがとても使いやすく知人に相談された場合もConoHaを進めると思います。

これは、初期費用がかからないというのが一番の理由です。

あとは、サーバのスケールアップ(メモリとCPUの増設等)が簡単に出来る点もおすすめの理由となります。

さくらのVPSの場合は、別途サーバを再契約してそちらにデータを自分で移行するという方式なので、ちょっと面倒なんですよね。

2017年3月15日より、さくらのVPSでもスケールアップ機能が追加されました。

スケールアップできるサーバは「バージョン v4」(2014年11月27日以降のプランにて申し込まれたサーバ)からとか、スケールダウンは出来ないとかいくつか条件があるので、詳しい内容は上記のWebサイトで確認してください。

※「さくらのクラウド」というサービスに移行する方法もあるのですが、こちらの場合は月々の使用料金がちょっと高めになってしまいます。

信頼と安定「さくらのVPS」

さくらのVPS

では、さくらのVPSはダメなのかというそうではありません。

やはり、これまでの運用実績を考慮すると、信頼と安定稼働について「さくらのVPS」の方が勝っていると思います。

ConoHaも最近は随分と安定しているのですが、やはりこれまので運用実績という観点からみても、さくらインターネットさんの方が信頼性は高く感じます。

ということで、ちょっとお金がかかってもサーバに安定を求めるならば、「さくらのVPS」がおすすめとなります。

あと、メモリが大きいプランになるにつれてストレージの容量が増えるのは地味に嬉しかったりします。

お試し期間を有効活用

「さくらのVPS」と「ConoHa」どちらを契約するか比較するには、自分で色々と触ってみるのが一番だと思います。

それぞれ無料のお試し期間があるので、まずはお気軽に申し込んで色々と試してみましょう!

さくらのVPSはこちらから申し込めます ↓



ConoHaはこちらから申し込めます ↓



楽しいVPSライフを過ごせますように~

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