シェルスクリプトでのコメントの書き方についてです。
コメント書き方
シェルスクリプト内にコメントを書く場合は、「#」を入力してからその後にコメントを書くという形式になり
「#」を入力した位置から行の最後までがコメントとして扱われます。
ただし、「”」(ダブルクォーテーション)や「’」(シングルクォート)で囲っている場合は、文字列として扱われてしまいコメント扱いにはなりません。
記述例
何種類かのパターンを記述して「comment.sh」というシェルスクリプトを作成しました。
- 行頭に「#」を記述して一行全部をコメントとする
- 行の途中に「#」を記述してコメントとする
- 「#」をダブルクォートで囲んでみる
- 「#」をシングルクォートで囲んでみる
#!/bin/bash # # 1.行を全部コメントとする # echo "Hello World." # 2.行の途中からコメントとする echo "Hello World. # 3.ダブルクォートで囲んでみる" echo 'Hello World. # 4.シングルクォートで囲んでみる'
実行結果
作成したスクリプト実行してみると、どのパターンがコメントになるかが一目瞭然です。
$ sh ./comment.sh Hello World. Hello World. # 3.ダブルクォートで囲んでみる Hello World. # 4.シングルクォートで囲んでみる
「1」と「2」のパターンはコメントとして認識されていて、「3」と「4」のパターンは文字列として認識されていることが分かります。
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