検証環境
OS: CentOS5
テスト用データの作成方法
「FTPでデータのダウンロードやアップロードの試験を行いたい」
「メール受信サイズ制限の確認をしたい」
「quotaの動作確認をしたい!!」
などといった場合に、適当な大きさのテストデータがすぐにあれば良いのですが、そんなに都合よく丁度良い大きさのテストデータが見つかることなんて、あまり無かったりします。そんな時は、自分でテスト用データを作ってしまえば良いのです。
肝心のテストデータの作成方法はというと、
dd コマンドを使えば好きな大きさのデータを簡単に作ることが出来ます。
書式
dd if=/dev/zero of=[作成ファイル名] bs=[ブロックサイズ(byte)] count=[ブロック数]
ブロックサイズ * ブロック数 = ファイルの大きさ となります。
ブロックサイズの値はbyte(バイト)で設定しますが、以下のような単位でも指定できます。
- k (キロ)
- M (メガ)
- G (ギガ)
※詳しくは man の dd (1) を見てみてください。
では、実際にファイルを作成してみます、50mbというファイル名でファイルサイズが50MBのファイルを作成してみます。
$ dd if=/dev/zero of=50mb bs=1000 count=50000 読み込んだブロック数は 50+0 書き込んだブロック数は 50+0 $ ll 合計 507840 -rw-rw-r-- 1 tamohiko tamohiko 50000000 9月 27 09:49 50mb
ブロックサイズをMB単位で指定したほうが、簡単にファイルサイズを調整できるでしょう。
(私は、byte から MB といった変換計算が苦手なので、いつもこっちの方法でファイルを作っています:-p)
$ dd if=/dev/zero of=50mb bs=1M count=50 読み込んだブロック数は 50+0 書き込んだブロック数は 50+0 $ ll 合計 519996 -rw-rw-r-- 1 tamohiko tamohiko 52428800 9月 27 11:45 50mb
以上。
コメント